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2026.07.25UP
【PHI】レブロン・ジェームズ、76ersへ電撃移籍
2年契約で“最後の挑戦”へ
NBAのレブロン・ジェームズが、フィラデルフィア・76ersと2年総額800万ドル(選手オプション付き)の契約を結び、現役最後の優勝を目指すことを発表した。41歳を迎えるレブロンは、自身のSNSで「2025-26シーズン終了後は引退も真剣に考えた」と明かしたうえで、「それでも私はまだこのゲームを愛しているし、チームに与えられるものがある」と現役続行を決断した理由を語った。
レブロンは昨季、レイカーズで約5,300万ドルを受け取っており、今回の契約は大幅な減額となる。それでも「今回はお金のためでも家族のためでもない。勝つためにプレーしたい」と強調。「もう一度優勝争いをするために努力し、犠牲を払い、競い続けたい。76ersを優勝チームへ導けると信じている」と、新天地への決意を示した。
これにより、レブロンはキャリア4球団目となる76ersでNBA24年目のシーズンを迎える。今回が現役最後のFA契約になることも明言しており、5度目のNBA制覇が“ラストミッション”となる。
76ersは1983年以来42年以上リーグ優勝から遠ざかっており、レブロンは2016年にキャバリアーズを52年ぶりの全米王者へ導いた実績と同じように、フィラデルフィアに悲願のタイトルをもたらすことを目指す。
レブロン獲得に向け、76ersはあらゆるルートからアプローチを展開した。代理人リッチ・ポールが「レブロンはバスケットボールでの幸せを最優先にしている」と語る中、球団は「最も優勝に近い環境」であることを積極的にアピール。オーナー企業のハリス・ブリッツァー・スポーツ&エンターテインメント社長ボブ・マイヤーズも、「優勝だけを考えるならフィラデルフィアが最高の場所だ」と公開メッセージを送っていた。
さらに、球団社長マイク・ガンジーが舞台裏で継続的に交渉を続けたほか、タイリース・マキシー、ジョエル・エンビード、そして今オフ加入したジェイレン・ブラウンも直接レブロンに加入を働きかけたという。特にマキシーは同じクラッチ・スポーツ所属で、以前からレブロンを「兄のような存在」と慕っており、勧誘の中心的役割を担った。
移籍決定を受け、マキシーはSNSで歓喜の様子を投稿し、ブラウンもチームのスローガン「#throwtheballup」を発信。ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事は、移籍発表日を「レブロン・ジェームズの日」と宣言するなど、街全体が歓迎ムードに包まれた。
ブックメーカーの優勝オッズも大きく変動し、76ersのNBA優勝オッズは20倍から+900へ、東地区優勝オッズも+750から+370へと急上昇。リーグ屈指の優勝候補として再評価されている。
今回の移籍により、レブロンは8年間在籍したロサンゼルス・レイカーズを離れることになる。この期間には2020年のNBA制覇を達成し、昨季は息子ブロニー・ジェームズとの親子共演も実現していた。しかし代理人リッチ・ポールは、「ブロニーはレブロンとのセットではない」と説明し、現時点でブロニーがフィラデルフィアへ移籍する計画はないとしている。
引退も視野に入れた末に下した決断は、NBA史上屈指のスターにとって最後の大きな挑戦となる。5度目の優勝を目指すレブロンと76ersの新たな物語に、世界中の注目が集まっている。
