Topics

2025.02.21UP

ウェンバンヤマが右肩の深部静脈血栓症のため今季残り試合を欠場

2月20日、サンアントニオ・スパーズに所属するビクター・ウェンバンヤマが右肩の深部静脈血栓症のため今季のレギュラーシーズンの残り試合を全て欠場する可能性が高いことが発表された。

先日行われたオーススターゲームにも初出場を果たしたばかりのウェンバンヤマは、昨季満場一致で新人王に選ばれ、最優秀守備選手賞の最終候補にも残った。今季は、1試合平均3.8ブロックでリーグトップを記録。最優秀守備選手賞の最有力候補とも呼び声高く、わずか2年目で世界的なスーパースターの地位に上り詰めていた。

深部静脈血栓症(DVT)は、静脈内に血栓が詰まった状態。血栓は、その部位への直接的な外傷によっても発生する可能性があり、特に若いオーバーヘッドアスリートの肩の部分に血栓が形成される場合は、努力性血栓症としても知られる静脈胸郭出口症候群を考慮する必要があるという。静脈性胸郭出口症候群は、第一肋骨、または場合によっては追加肋骨が、血管が鎖骨の下の首の領域から出て肩を通って腕や手まで移動する時に、血管を圧迫することで発生するもので、特に野球の投手、ソフトボール選手、バレーボール選手、ボート選手、水泳選手は、胸郭出口症候群による肩領域のDVTにかかりやすいと言われている。適切な治療を受ければ、能力に制限を受けることなく、負傷前の最高のパフォーマンスに完全に復帰できる可能性が非常に高いとも言われており、来季再びコートに立つため治療に専念するものと思われる。

← Topics一覧へ戻る