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2021.07.08UP

初心者も経験者も思いっきりバスケを楽しもう!
How To Basket Ball 〜シュートフェイク〜

 

シュートを決めたくても、対戦相手の選手が当然のごとくそれを阻もうとしてくるでしょう!
相手のディフェンスをかわせなくて…ことごとくシュートを防がれてしまう…そんな経験をしている方には、「シュートフェイク」の習得をオススメします。しっかりと基礎を見つめ直せば、ゴールが決まるようになり、よりバスケが楽しく!

 

「パスフェイク」の回と同様に、「シュートフェイク」も相手を欺き、シュートを打つと見せかけて次の動作に繋げる動きです。これができるようになると、ディフェンスにつく相手のバランスを崩すことが可能になり、チームメートのチャンスを演出し、自分の得点も効率よく決められるようになります。

 

「シュートフェイク」の練習は一人でもできます。
基本的な動きは、ボールを持ってシュート体制に入ると見せかけてドリブル、そしてシュート、というイメージを持ってやってみると良いでしょう。

 

 

「パスフェイク」編でも紹介したように、相手を騙すためには身体の動き、視線が重要になります。そのためには、自分がシュートまでどういう動きをしているのかを知るのも役に立つでしょう。例えば、ドリブルからジャンプシュートまでの動作を録画して、自分では意識せずにやっている癖を知るのも大事。シュートを止めようとする相手は、あなたの動作を見てシュートを打つのか、それともフェイクなのかを判断します。「敵を欺くには、まず味方から」という諺もあるように、自分の癖を知り、それを「シュートフェイク」にしっかり含められれば、相手をかわせる確率も上がるはずです。

 

 

アルゼンチン代表として2004年のアテネオリンピックで金メダルを獲得し、世界最高峰のプロリーグNBAでもサンアントニオ・スパーズの主力として4回の優勝に貢献したマヌ・ジノビリ は、「パスフェイク」も含めて卓越したフェイクの使い手でした。ミドルレンジからのシュート、リム周辺でのレイアップに至るまで、ジノビリのフェイクは見事という一言に尽きます。コート上でチームメートがどこにいるのか、自分を止めようとする相手選手の位置を完全に把握した上で、一つ一つの動作、視線、表情を駆使して相手を手玉に取ったジノビリは、まさに「変幻自在」の選手と言えます。

 

「週末のフェイクマスター」を目指して、是非とも練習してみてください!


Text:Takayuki Kanno
→How To Basket Ball 〜スリーポイント

→How To Basket Ball 〜クロスオーバー

→How To Basket Ball 〜パスフェイク

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